2008年7月14日 (月)

自然体

 日記がご無沙汰になりました。

先日造らせていただいたお庭です。Img_1157

かなり前から依頼されていただいておりましたが、ようやく着工し、仕上がりました。

お待たせいたしました。

こちらは前庭になります。

既存の樹木や花を掘り取り、山石や飛石を据え付けてから、植栽しました。

Img_1155 どちらかと言うと洋風でしょうか。

玄関前よりも道路側が下がっているため、石を使って段差を解消しました。

フェンス側は奥様が花を植えられるよう、考慮してあります。

Img_1156 樹木が少ないような気もしますが、三年くらい経つとちょうどいい塩梅になると思います。





Img_1160 こちらは向って右奥の、つくばいになります。

敷地が狭いので、蹲を配し、周りを四つ目の垣根にしてみました。

筧、四つ目垣共に、ポリ製品です。

織部灯篭、水鉢はこのお宅にあったものを使わせていただきました。

Img_1158_2 前庭とガラリと変わり、純和風にしてみました。

あまりしつこくならないよう配してみましたが、いかがでしょうか。

Img_1161 筧には水は引いておりません。

形だけではありますが、ひとつの景色として存在してくれればと思います。

本当にお待たせしてしまった上に、細かい部分はほとんどお任せで施工させていただきました。

感謝です。





 自然な庭を造るのはとても難しいと感じます。

人間が据えたり植えたりするのですから、自然なわけがない。

風が通り抜けたとき、ふっと居心地の良さを感じれるような、自然な庭が造れたらなーと思っています。




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2008年6月22日 (日)

モダン和風

Img_1140  庭を創らせていただきました。

以前からあった樹木はうちで預からせていただいておりました。

この度、お家を新しく立て替えられました。

Img_1141 石はいらないとおっしゃっておりましたが、少し入れましょうと提案。

出来上がるととても喜んでいただきました。

Img_1139 灯篭はこのお宅のものを移設しました。

これらの樹木は預かっていたものです。

Img_1143 大きなヤマボウシは隣のお宅との目隠しを兼ねたシンボルツリーです。

高植えにし、石で土留めをしています。

Img_1142 この灯篭も移設しました。

沓脱石は古材の切石を使用しました。

Img_1144 玄関前。

ご希望で常緑樹でまとめてあります。

カクレミノ、ソヨゴ、ベニカナメモチ、ヒラドツツジ・・・。




 和風なお宅には、和風な庭が似合います。

ヤマボウシと玄関前以外は、ほとんどお任せで創らせていただきました。

お客様の喜んでいただく姿を見れるのは、この仕事の特権です。

有難いことです。


 樹を植えるということは、子供を嫁がせることに似てるように思います。

自分の子供はまだ小学生ですが・・・。

そんな気持ちになりました。

嫁がせた樹たちが、早く馴染んで、立派に成長し、ご家族に可愛がっていただけるよう、願っています。

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2008年6月12日 (木)

現場便り

 最近施工させていただいた植栽などなど。

Img_1082  私の小さい頃からの友人のご実家。

ナンテンとヤツデはうちで預かっておりました。

新しいお家を建てられ、収まるべき場所へ。

Img_1084 ヤマボウシとウメを植栽。

竹の垣根をつくり、レッドロビンを植栽いたしました。






Img_1086 次は以前も紹介いたしましたが、坪庭。

元気のなくなってしまったマツを新しいものに変えました。

ここは日が当たらず、マツにとっては厳しい場所ですが、どうしてもマツを、ということでまたチャレンジ。

今回は少しでも日が当たるようにと、ちょっと背の高いものを入れました。

台車に載せ、5人がかりで80cmしかない通路を、枝をしおりながら、なんとか搬入。

その他にもイチイ、モミジ等植栽いたしました。

とても喜んでいただき、幸いです。

Img_1087 奥に見えるのが、マツくん。

この狭い通路を、運び入れました。




Img_1088 こちらのお宅は、芝張りをさせていただきました。

礫交じりの土を、15cmほど撤去し、客土施肥を施し、高麗芝を張りました。

Img_1089_2 とても喜んでいただいたのですが、今日現場を通りかかると、芝がちょっと元気がなく心配です。




Img_1097 こちらはあるお寺さんのシダレザクラ。

とても大切にしておられるのですが、ここ数年枝が枯れてくるということで、診断に伺いました。

Img_1091 かなり腐朽している部分も目立ちます。

Img_1098_2 診断書と御見積りを作成し、対策を提案したいと思っています。







毎年のことですが、この時期はなかなか忙しく有難いことです。

でも、どんな仕事も、一つ一つ丁寧にできればと思います。

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2008年4月29日 (火)

いろんな管理

Img_1026  ひとくちに剪定と言いましても、樹の種類や大きさ、置かれている環境などによってその方法は変わります。

これは、桜。

きれいですね。

咲く直前、手を入れさせていただきました。

Img_1025
道路や建物の支障になっている部分は切除しましたが、あとは枯枝や絡み枝、徒長枝、胴吹を取り除いた程度です。

桜切るバカ、梅切らぬバカ なんて言いますね。

桜は菌に弱く、下手に切ると腐朽菌が入り込みます。

ですから、切り口には殺菌剤を塗ります。

本来無剪定のほうがいいと私も思いますが、限られた空間では正しい剪定をしてやるべきと思います。




Img_1032 こちらは、我が母校の小学校。

赤松と銀杏です。

5年くらいは手が入っておりませんでした。

よって、多少強剪定になっております。

予算の関係上、4、5年に一度しか剪定ができません。

仕方がないことです。

ならば、それを念頭に剪定するしかありません。

特に、イチョウくんはかわいそうな気がしますが、必要な枝は残したつもりです。

強すぎますかね?




Img_1030 こちらは、年間管理させていただいている、別荘。

大きい樹は年に一度。

低木や生垣は年に二度ほど。

西洋芝は月に二度程度刈ります。

西洋芝は施肥や草取り、エアレーションや目土入れと結構手間がかかりますが、手を入れればきれいですね。

Img_1031 白樺の白い幹肌がとてもきれいです。

手間はかかりますが、かければかけるほど答えてくれる木々たちに感動します。

それをわかってくださるお客様に感謝です。




いろいろな管理がありますが、樹のことを思いやる心こそ、真の樹木管理だと常々感じております。

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2008年3月20日 (木)

芝張り

 
 またまたご無沙汰になってしまいました。

先日、芝張を行いました。

Img_0911 土木屋さんの下請けですが、枕木で作られた階段の両側と急な法面の芝張でした。

造園の仕事で芝張は基礎中の基礎ですが、張り方によって見栄えは全然違います。

また、このような急な斜面は竹を割って作った目串を打って、芝のズレ止めをします。

これは野芝のベタ張りですが、高麗芝などの場合も同じようにします。

最後に目土と呼ばれるものを芝と芝の間に土が入るように丁寧に敷き均します。

うちでは山砂を用いています。

乾燥防止や根付きを良くする為です。





 芝張と言うと、「なーんだ」と思われるかもしれませんが、仕上がりにこれほど違いが出る仕事はありません。

丁寧な職人が行なった仕事と素人の方の仕事では雲泥の差が出ます。

単純な仕事ほど大事な仕事だと常々思っております。





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2007年12月23日 (日)

雰囲気の変化

200712220841000 ブログ更新が毎度の事ながら滞ってしまいました。

先日ある薬局様の前の花壇に樹木を植栽させていただきました。

前々からお願いされておりましたが、なんだかんだでこの時期になってしまいました。

お施主様は二つ年下の友人ですが、現在は家業を引き継がれ薬剤師の社長さんとして頑張っておられます。

「いつでもいいですので、よろしくお願いします。」

「おまかせいたします。」

こんな風に言っていただけると、施工する者にとってはこのうえない喜びです。




200712220842000 この場所は、まったく雨が当たりません。

植栽桝の幅は35cm。

高木を植えるには、かなり狭いです。

以前はツツジが植えられておりました。

夏場は毎日水遣りをされていたようです。

バーク堆肥や化成肥料等を入れ土壌改良し、植栽しました。

ヤマボウシ、アラカシ、ソヨゴ、モミジ、ハナミズキ。

ヤツデ、サザンカ、ヒラドツツジ、キリシマツツジ、ドウダンツツジ、ブルーベリー、サツキ。

ヤブコウジ、フッキソウ、タマリュウなどなど。

全部育つかは微妙ですが、いろんな樹木を入れ、ますますお店の雰囲気が明るくなればと思います。

春まで様子を見て、自動潅水できるようにしようかと、お施主様と検討中です。




 お店に来ていたお客様が、雰囲気がガラッと変わりましたねと言ってくださいました。

そうなんです。

ちょっと樹木が入ると、雰囲気はガラッと変わります。

やっている自分が驚くほどです。



 植え込みが終わり完了の挨拶に行くと、お母様が毎日の楽しみがひとつ増えましたとおっしゃってくださいました。

植木屋をやっていていつも思う、最高の瞬間です。

有難いことです。

褒めていただける丁寧な仕事を、次の機会にもできればなーと思います。

今年最後になるであろう植え込みの日記でした。

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2007年11月14日 (水)

室内装飾?

 ここ数年、地元の商工団体さんから依頼されて、産業祭で坪庭を造らせていただいております。

今年も展示させていただきました。

とはいっても、室内に造るので、結構大変です。

Img_0756 こんな感じです。

鯉を放すためのちょっとした池も作ってあります。(コンクリートを練る舟ですが・・・)


Img_0757 材料を室内に運ぶのが一番の仕事です。


Img_0758_2 置いてあるだけですので、触れないでください(笑)




Img_0759 植えてあるわけではないので、根鉢を隠すのが一苦労です。



Img_0763




Img_0760 石でできたフクロウの置物。

自然で自分好みです。


Img_0762 今年は御影のピンコロを多用しました。

いかに根鉢を隠すかです。(笑)



Img_0761 室内装飾は難しいです。










 そんなこんなで、金曜日に製作し、土日をはさみ、月曜日の午前中に撤去しました。

根鉢の土が落ちないようビニール袋や新聞紙で巻いてます。

そのため、樹が戻ってくる頃にはしんなりしてしまいます。


 また来年も頼まれたときには・・・・・・・・・・・・・頑張りやす。

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2007年11月 2日 (金)

石の持ち味

 ブログがなかなか更新できず。

お久しぶりになりました。

今日は、先日施工した現場を書きます。

Img_0686 丁張をかけて、石を据えたところ。

花壇?



Img_0694 その中に、型枠と鉄筋を組みます。





Img_0695 頑丈にしたいとのお施主様の要望で、コンクリート打設。

金ゴテ仕上げ。



Img_0696 打設終了。

その後型枠をはずしました。

そして、石材屋さんにバトンタッチ。

Img_0713_3 竣工。

石材屋さんが石碑を立て込み、その後、私共の方で客土し、高麗芝を張りました。




 今回は石材店様から依頼され、石碑建立のお手伝いをさせていただきました。

庭師として石を扱うことは、とても面白いと思います。

自然素材そのものである石。

特に加工していないものを扱うということは、それを扱う職人の感性と技量が試されます。

そして、より良いものにするには、「石の顔」を引き出す以外ありません。


難しいです。

迷いの連続です。

樹も石も大木も小石も、それなりの、それ相応の「顔」を持っていると考えます。

樹を植えるときも、まったく一緒です。

ただ植えるだけなら、庭師は不必要です。

その持ち味を引き出すことこそ、庭師の腕、技量かもしれません。

 以上本日のひさびさの日記でした。

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2007年9月17日 (月)

生と死

Img_0647
 樹を伐採しなければならないときがあります。

樹を植えるという仕事と樹を伐るという仕事と。

植木屋という職業は矛盾はありますが、その両極端の作業をしなければなりません。

10年ほど前の自分を思い起こすと、そのどちらも仕事として割り切り、ただの作業としか思っていませんでした。

2年前に樹木医になり、樹を伐るということがどういうことなのか、少しばかり考えるようになりました。

樹木をひとつの生命体としてみるようになりました。

しかしながら、人間が生活するうえで、はじめは必要とされていた樹が不必要とされ、邪魔になってしまう場合があります。

今回も大きくなりすぎて隣家の支障となったトチノキを伐採しなければならなくなりました。Img_0658

昔の自分ならためらいもなく、伐採しておりました。

今回は、伐採前にお酒を樹の根元に与えました。

今までありがとうという気持ちと、ごめんなさいという気持ちからです。

二人の職人さんにも同じようにしてもらいました。

一人はまだ二十代の職人です。

少しでも、そういう気持ちを持って作業して欲しいと思います。

何と言いましょうか、そのような樹に対する厳かな気持ちを持つこと、樹に敬意を払い感謝の気持ちを持てる職人に育って欲しいと思います。





Img_0645  話は変わります。

こちらは志賀高原の保養施設跡地です。

このようなご時世で、建物は取り壊されました。

国立公園である志賀高原では、写真のように建物の基礎なども全部撤去し、元の自然に還すようにしなければならないのです。

今回、植栽させていただいたのですが、樹種は志賀高原にも自生しているカバレンゲツツジでした。

Img_0646 植えたすぐ横の笹の中にも、レンゲツツジが自生していました。

元の自然に戻るには、時間がかかると思いますが、そういう気持ちを持つことは大事なことだと思います。

人間も自然の中に生かされているということでしょうか。





 この二つの仕事を思い起こすと、やはり矛盾を感じます。

でも、どういう気持ちで仕事に望んでいるかということが、とても大事なことだと思います。




 前段のトチノキの幹や枝は、薪ストーブの薪として、使われます。

最後の役目を、この冬、果たしてくれます。

 後段のレンゲツツジは国立公園の一部として、自然に還ってくれることと思います。


生と死。

その現場に立ち会っている自分。

ちょっと大げさかもしれませんが、そんな気持ちで仕事が出来たらと最近思うのです。

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2007年9月 5日 (水)

心とココロ

Img_0611  いつもお世話になっているお医者様のご自宅の植栽をさせていただきました。

西側の小さなスペースに、奥様ご希望のバラを植えました。

Img_0610 離れたところから見ると、こんな感じです。

現代的な建物の外観に、バラの花。

植えてみて、「なんかいいんじゃない」と我ながら思っちゃいました。

Img_0609 これは、リビング前の小庭。

エゴの株立ち。ツバキ。ツツジ類。

当初の設計では、飛び石や捨石、フッキソウやヤブコウジなどの下草も入っていましたが、とりあえずココまでということでした。

先日、奥様からお電話をいただき、気に入っていただけたようで、飛び石なども入れさせていただくことになりました。

有難いことです。





 話は変わりますが、昨晩、私が所属している地元の青年団体の会議に出席しました。

終了後、この団体の理事長さんから、ダンボールの包みを渡されました。

えっと思ったのですが、その中身は「なめたけの瓶詰め」。

(なめたけとは、エノキを加工したもので、ご飯のおかずに最高。)

理事長の会社は、特産品を扱っておられるのですが、このなめたけの製造もしておられます。

また他にも幅広く、事業を展開しておられ、長野県でも有数の優良企業です。



 そー言えば先日なめたけを注文しておいた事を忘れてました。

このなめたけ、僕も大好物ですが、うちの親父が好きで好きで。

朝も夕もこれでいけます。

・・・ということで、30瓶程お願いしておきました。

 公私とも多忙であるにもかかわらず、立ち話のほんとにちっちゃな注文を覚えていてくださったことにも感激でしたが、後で納品書を見てびっくり。

安い。

すぐ電話をいれました。

普通にお金を取ってくださいといいましたが、社員価格でいいよと言ってくださいました。

なんか、嬉しかったです。










最近、特に、人のつながりということに、とても感じるものがあります。

ちょっとした優しさや、ふっと感じる思いやりの心。

そんなことに勇気をもらっているような気がします。

仕事も一緒だと思います。


 「情けは他人の為ならず」

そんなことを感じる今日この頃です。



 

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